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インドネシア語履修できる大学・高校の先生からのお言葉

甲南女子大学

国際学部 多文化コミュニケーション学科 教授

湯淺章子先生
(IBU YUASA AKIKO)

国際分野で活躍するインドネシア語教育
卒業後も大きな役割を担う検定試験


 1995年に起こった阪神大震災。震災地神戸に位置する本学では、2001年に多文化共生学科が発足しました。震災時に人々が国という垣根を越えて助け合ったことが学科発足の背景にあります。私たちが暮らす日本には様々な国の人が生きています。そして「生きる」ということに関しては日本人も他国の人も同等です。共に生きるには理解し合うことが不可欠ですが、自分サイドから眺めているだけでは一方的な見識しか得られません。理解し合うには、相手の中に飛び込み相手を知ろうとすることが大切です。

 こうしたコンセプトを背景に2001年に発足した多文化共生学科(現多文化コミュニケーション学科)では、英語の他に、日本を取り巻く環太平洋地域で話されている5つの言語が用意されました。韓国語、中国語、スペイン語、ポルトガル語、そしてインドネシア語です。学生たちは必修の英語に加え、もう1~2言語を必修として選択し学習してきました(現在はフランス語、ドイツ語も加わりました)。

 本学には他大学にあるようなインドネシア語学科や専攻は存在せず、インドネシア語自体を研究することも目的とはしていません。あくまでも人を理解しコミュニケーションをはかるためのツールの1つとして、使える言葉を学ぶのです。インドネシア関係の授業としては、言語自体の授業は週2回しかありませんが、言語と文化を結びつけた演習形式の授業や、インドネシアを含む東南アジアの文化社会を学ぶ授業、東南アジア全域の文化人類学を学ぶ授業、国際関係の授業、対照言語学の授業などを多彩に用意し、学生が選択して自由に学べるようにしています。

 また、本学では語学の検定試験に合格すれば単位認定するシステムを採用しており、インドネシア語技能検定試験に合格すれば、そのレベルに応じてインドネシア語Ⅰ~Ⅳ、インドネシア語演習Ⅰ~Ⅳの単位を認定しています。インドネシア語技能検定試験受検は、語学の授業回数が少ない本学で学生たちが語学への情熱を持ち続けるための大きな鍵となっています。毎年、多くの学生たちが検定試験に挑戦、年間約10名がE級を、5~6名がD級を取得し、さらに上の級を目指します。現在までにC級に合格した学生も20名以上おり、B級に合格した学生も出ています。

 本学では毎年20名くらいの学生が新たにインドネシア語を学び始めます。バリ島への憧れからインドネシア語を始める学生がその大半ですが、後にインドネシア語は2億人以上が話す言語だと知って驚き、インドネシアと日本との深い関係を学んでさらに興味を持ち始める学生が多数います。そして、興味を持ち始めた学生たちの多くが「インドネシア海外研修旅行」に参加します。これは、本学が2年に1度実施しているジョグジャカルタにあるガジャマダ大学での短期留学研修です。学生たちは2週間、ガジャマダ大学で朝から夕方まで語学や文化を学び、夜は教授宅にホームステイして過ごします。短期間ながら内容の濃いこの短期留学研修で、学生たちは大学で学んだ語学力を駆使しながら奮闘し、使えるインドネシア語力を磨きます。この短期留学研修でインドネシアの方々の「お金では買えない豊かさ」に感動し、さらにインドネシアに深くかかわっていく学生を今までに数多く見てきました。それほどインドネシアは実際に知れば知るほど魅力的な国なのだと思います。私自身がそうであったように。

 本学にはインドネシア語を学ぶ学生が立ち上げた2つの学内NGOがあります。1つは、各家庭に眠っている日本の絵本を集めてインドネシア語の翻訳をつけ、災害などで親を失ったインドネシアの子どもたちに寄贈するグループ「IBJ」、もう1つは、経済連携協定で来日されたインドネシア介護士看護師候補生の方々が国家試験に合格されるようサポートするグループ「MP2」です。どちらも学生たちが自発的に立ち上げたグループです。学生たちはこれらの活動を通じて習いたてのインドネシア語を積極的に使いながら小さな社会貢献をし、同時に自分を磨いていきます。自らの言語力を知るためにインドネシア語技能検定試験も好んで受検します。さらにダルマシスワ(インドネシア政府国費奨学生)の試験にも毎年数名の学生が果敢にチャレンジし、2003年以降は毎年合格者を出してきました。

 本学でインドネシア語を学び卒業した学生の中には、在大阪インドネシア総領事館に就職した学生をはじめ、ガルーダインドネシア航空CA、IMMジャパン、JICA青年海外協力隊、ジャカルタ環境省勤務等々、国際分野に就職し活躍している学生が多数います。現在までのところ本学におけるインドネシア語教育は、各学生の内面を磨くという点においてまずまずの成果をあげてきたと考えています。そして、インドネシア語技能検定試験は、在学生にとっても卒業生にとっても、常に自分自身を励まし勇気づけてくれる力として大きな役割を担ってくれていると思います。

甲南女子大学  単位認定


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